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日比交流セブ盆踊り大会

セブ盆踊りとは

フィリピン国には深い歴史があります。スペイン時代、アメリカ時代、そして第二次世界大戦中の日本時代を経て今のフィリピンがあります。特に戦時中はアメリカと日本の戦いに巻き込まれて100万人以上の方々が亡くなっております。
そのような歴史がありながらも、現在は多くの日系企業がフィリピンに進出し、セブにもたくさんの観光客、留学生が訪れ、現地の人々に温かく迎えていただいています。そのことに対する感謝の気持ちを常に忘れてはいけません。

セブ盆踊りは2014年に始まり、これまで6回開催してきました。この盆踊りを通じて戦時中、そしてすべての霊のためになればという想い、さらに真の日本文化により多くの方が触れる機会を作りたいと強く願っております。
このコロナ禍、2021年の大型台風をこのセブで過ごした人たちとは、戦友のような気持ちもあります。この盆踊りを通じて、今後益々のセブの発展に寄与していきます。 このイベントを通じていろいろな出会いや 素晴らしい感動があると信じております。

セブ盆踊りの成り立ち

2014年、日比交流委員会の主催により、セブ盆踊り大会がスタートしました。初回から予想を大きく上回る、11,000人の来場を記録し、 フィリピン人の日本に対する関心の高さを知ることができました。回を重ねるたびに来場者数、規模を拡大し、第3回2016年より、日本人会が主催となり開催を続けてきました。
2017年には33,000人の来場者数を記録し、フィリピン最大の日比交流イベントとなりました。2019年には「日本の静と動」を表現した、桜祭りを開催。翌2020年には、再び盆踊りとしての開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、中止を余儀なくされました。

セブでは既に「Bon Odori」という言葉が、認知されており、多くのフィリピン人か開催を心待ちにしています。さらに、2014年には盆踊りの開催が、日比の文化的なつながりを深め、市内の貧困層の子どもたちに活躍の機会を与えたこと、2016年には、ゴミの分別の重要性を発信したことなどが評価され、セブ市より表彰を受けています。

盆踊りは単なるイベントではなく、環境問題の啓もう、日比の文化交流を深めるために、セブになくてはならないものとなっています

過去の盆踊り大会

2014年から2019年

2020年から2022年

世界的なパンデミックにより盆踊りのような大規模なイベントは自粛され、セブ日本人会は帰国困難者の臨時便の手配、感染予防のためのマスクやフェイスシールドの配布やオンラインセミナーの開催を行いました。

2023年

コロナによる規制が緩和され、現地の方からの強い希望により、盆踊り大会の再開を決意しました。様々な困難はありましたが、セブ市で最大規模のイベントとなり、多くの現地の方々がコロナからの幕開けを実感しました。

新聞掲載 / Published in Newspaper

社会貢献活動 / Social Contribution Activities

盆踊り会場に入るためには、少額ですが入場料がかかるため、会場内で日本文化を体験できない貧困層の子どもたちもいます。そんな子どもたちのために、会場外でも日本からの演者による日本文化体験の場を提供しています。

エコ活動 / Eco-activities

セブ日本人会主催盆踊り大会では、毎年エコステーションを設置し、ゴミの分別やリサイクル活動に取り組んでいます。また、イベント中にゴミ拾いの時間を設け「来た時よりも美しく」という日本の文化を伝えています。

戦没者慰霊 / Memorial service

そもそも盆踊りとは、お盆の時期にお迎えしたご先祖様の霊をもてなし、一緒に過ごして送り出す行事です。日本人もフィリピン人もみんなが楽しく輪になって、平和に現代の世を生きている姿を、この地で亡くなった全ての魂に見ていただくことが、ひとつの慰霊の形になるのではないかと考えています。