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安藤尚子推薦理事からのレイテ島慰霊と第81回スリガオ海峡海戦式典のレポートをご紹介します

【2025年10月21日】

今年は慰霊巡礼を縮小し「工兵碑」「鎮魂碑」「リモン峠」にて石田武禅氏と永遠の安眠を願いました。

【10月24日、25日】

第81回スリガオ海峡海戦式典参列

オーストラリアから在フィリピンMarc Innes-Brown大使、日本から在フィリピン日本国大使館防衛駐在官武官川畑範幸2等海佐が参加されました。

24日、BOSS Memorial Shrineには、国立北スリガオ高校内の「日本将兵火葬の地」の碑を移転した小さな神社が完成していました。

石田武禅氏のお経、フィリピン少女Sophie Antoinetteさんが日本の歌”ふるさと”を歌いました。

25日早朝、朝靄の中、波ひとつない穏やかなスリガオ海峡を前に、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、日本4カ国の第81回COMMEMORATION OF THE HISTORIC BATTLE SURIGAO STRAIT式典が行われました。

「IMMORTALIZING HEROISM」として、全ての兵士の勇気を称え、長く記憶されるようにと毎年行われています。平和への願いも込められています。

午後からは対岸の島ディナガット州へフィリピン海軍のフリゲート船で移動し、戦艦最上に模した庁舎で歓迎式典が催されました。洋上慰霊では菊の花を献花、日本から持参した桜の花びらを洋上に撒き、海で眠る英霊に捧げました。

今回、日本から33名参加、2日間の式典は私たち日本人に大きな感動を与え、歴史的な海戦で命を落とした全ての尊い犠牲者の冥福を祈り感謝を捧げました。

スリガオ海峡海戦

日米20万人以上を総動員した史上最大の海戦であるフィリピン沖海戦(シブヤン海海戦、スリガオ海峡海戦、エンガノ岬沖海戦、サマール沖海戦)の4つの海戦の一つ

山城(旗艦)、扶桑、最上(重巡洋艦)、満潮(駆逐艦) 、朝雲(駆逐艦) 、山雲(駆逐艦) 、時雨(駆逐艦) 計7隻は10月22日ブルネイを出撃。スル海を経由して南方のスリガオ海峡からレイテ湾に突入すべく進撃。行く先のスリガオ海峡にはオルデンドルフ少将率いる水上打撃部隊ルイビル(旗艦)、戦艦6隻、重巡洋艦4隻、軽巡洋艦4隻、駆逐艦28隻、魚雷艇39隻で構成された大艦隊が迎撃態勢で待ちかまえていた。

25日未明にかけての激しい戦闘で約4,000人の尊い魂が今なおこの海峡に眠っている。

日本人会推薦理事 安藤尚子