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理事の記事② [セブ島通信7月号]

理事の記事② [セブ島通信7月号]

自衛隊体操でエクササイズ

セブ島通信7月号5

櫻井 哲也

 3月末から始まった外出禁止の生活も少しずつ緩和の方向へと向かっていましたが、セブ市では感染者拡大に伴い、逆に規制が厳しくなってしまいました。

GCQになって屋外での一部スポーツが解禁されてきていましたが、屋外でのエクササイズも出来なくなってしまった方も多いと思います。そこで、今回は家でもしっかりと運動できる自衛隊体操というものを紹介したいと思います。ラジオ体操以上、筋トレ未満と言われていますがちゃんとやると結構、体に効く体操です。

ですので、自衛隊体操という名前ですが実施する前には準備体操をしっかり行って下さい。いきなりやってしまうと怪我してしまう可能性があります。

体操は21項目あり約5分間で31kcalの消費となるようです。YouTubeで

「自衛隊体操」と検索してもらえれば見つかると思いますので、是非、YouTubeで見ながら自衛隊体操をチャレンジしてみて下さい。

最大限の効果を得るために気を付けることは手足の動きは最大限に動かして節度を持って行うことです。本気でやったら必ず筋肉痛になると思います。

こんな自衛隊体操なんて楽勝という方は体力向上運動というものもあります。こちらは陸上自衛隊の空挺部隊での訓練で行われているものです。インターネットで調べると出てくると思いますので、つわものは体力向上運動へと進んでください。

今回は自衛隊式の運動を紹介しましたが、それぞれの体調、体力を考慮して自分に合った運動で健康維持をされてコロナの危機を乗り越えて頂きたいと思います。

またセブ島に戻れる日を願って・・・

セブ島通信7月号12

セブ日本人会理事 早川諒

皆さんこんにちは。

僕は現在も日本の会社がある東京にいます。東京も直近ではまたコロナ感染者数が増えており、引き続き警戒が必要な状況です。僕は3月に、セブに戻る予定だったフライトが飛ばなくなってしまってから3ヶ月が経ちました。この3か月間、日本に家を持たない僕は、セブに戻れる日を待ち望みながら今も東京の事務所付近のホテルを転々とする日々を過ごしています。

セブの家や会社、社員や家族のことがずっと気がかりなまま、いつ戻れるかもわからず時を過ごす不安はいつまで経っても慣れそうにはありません。

また、7年前にセブ島に来て以来、これだけ長期間に渡り日本で過ごしたことはこの7年間で今が初めてです。そんな今回の滞在期間で改めて感じたことは、自分自身がいかにセブ島が好きだったのかということです。もちろん、日本での滞在は、利便性や安全面などを考えるとセブよりも良い点もたくさんあるかもしれません。

ですが、やはりセブ島は人々の暖かさ、気候や風土などの環境面など、本当に日本にはない魅力をたくさん持っていると再度実感させられました。

今まで当たり前だった、セブに滞在できるということ。自由に海外を行き来できるということ。

これらが今は当たり前にはできません。

だからこそ、身の回りの状況と人々に感謝の心を持ち、また笑顔でセブに戻れる日を信じて、そのために今日も僕は日本で仕事に励みます。

皆さん、またセブで必ずお会いしましょう。

コロナ禍における人々の働き方の変化

セブ島通信7月号7

セブ日本人会 斎藤淳

今年も気づいたらすでに半年を迎えました。

新型コロナウイルスの影響で、自分たちが主体的に動いたというよりは動かされた感じなので、1月~6月の半年が異様に早かったですが、皆さんはどうでしたでしょうか?

現在私は日本に帰ってきており、実家の山梨におります。山梨の状況はというと、コロナウイルスに関してはそこまで多くの感染者が出ていないこともあり(70名前後)、ほぼ日常に戻っていると感じです。

近くのファミレスやカフェも人が戻って来ていますし、ホームセンターなどはかなり混んでいる印象です。

では東京はというと、ここ2ヶ月で何回か行ったり来たりしていますが、徐々に人が戻りつつある印象を受けます。と言ってもこの記事を書いている6月下旬もまだまだ東京は50人前後の感染者数を数を出しているため、リモートワークが続く会社も多くあり、混み具合は1/3程度と言ったところじゃないかと思います。

1週間~2週間経てば、また状況は異なってくるかもしれませんね。

東京を見ていて改め思うことは、NewNormalは「ある」ということです。新型ころはは収束したら日常の生活に戻ると一部では言われていますが、全く同じには戻らないのかなと思わせるには十分な変わり方があります。

以前のように隣通しが密着して座ることはどのカフェでもできなくなっていますし、大抵のコンビニやカフェではこのようにビニールやプラスチックのバリケードがあったり、ソーシャルディスタンスに気を使っているのがわかります。

今までと同じような日常に戻るには、人々がコロナが危険ではないと認識するか、コロナのワクチンができるなどが必要だと思われます。そして、その世界はすぐに訪れそうにありません。

先日HISが店舗の1/3を閉めるというニュースがありました。

『現在の258店舗の3分の1にあたる80店舗から90店舗程度を閉める方針も示した。都市圏の重複部分を整理する方針で、澤田氏は「コロナ以前から計画していたこと。店舗の時代は半分終わった」と強調。その分は、オンライン販売の強化で補っていく。』

ヤフーニュースより引用

HISの代表がこう話しているので、おそらく本当に変わっていくんだなとひしひし感じております。

旅行といえば、ハワイは8月1日からCOVID-19検査の陰性証明で旅行者をする人は、14日間の自己隔離措置を免除することが出来るらしので、もしかしたら旅行者が増えるかもしれません。もっとも日本に帰国する時は、現時点で日本でも自己隔離が必要なので、出発はいいけど帰国時が大変。。。これがネックです。

フィリピンも7月から成田セブの直行便が運行されるようですが、14日間の自己隔離の必要性が両国でなくならないと、現実的には厳しそうです。

星野リゾートの星野代表の話では

『1年~1年半に渡って影響が続くと考え、3密回避という新たな旅行のあり方を模索している。新型コロナが及ぼす影響は規模で言えば福島原発の問題よりも大きい。ただ、期間としては遥かに短いと考えています。』とコロナ特集をした日系BPムックで書かれていました。

セブ島観光・旅行業界に関してもこのぐらいのスパンで見ていったほうがよいのかもしれません。

私もセブ関連のウェブサイトを運営しているので、痛い話ではありますが、あまり過度な期待はせずにそれでも希望を失わずに!今できることを行っていこうと思った次第です。

【ゆるやかな価値観の変化があり得る日々】

セブ島通信7月号4

セブ日本人会理事 七條智紀

新型コロナウイルスが猛威を振るい始める少し前の1月末、私はセブから日本へ移動していました。日本での案件があったためですが、その頃にはまさかセブだけでなく国内での移動すらままならなくなるとは全く想定していませんでした。いつものように出勤し、山積みになっていた仕事を片付け、帰宅する。そしてまたセブ島へ戻るだろう。そんなことを思っていました。

日本で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、在宅での勤務に切り替わるのにそう長い時間はかかりませんでした。その頃はいわゆる非常事態です。事業の片方が完全に機能しなくなり、別の事業を何とか継続させていくためにできることは何でもする。とにかくがむしゃらでした。その頃は一日仕事をして当たり前でしたが、少し流れが変わった今もそれは変わっていません。しかし段々と生活の充実度は増している感じかします。それは忙しさへ慣れたことでその分の時間を自分の時間に充てられているからではないかと思います。

家で仕事ができるということで、無くなったのは通勤時間だけではありません。昼休みの外食ランチや、夜の飲み会もなくなりました。私はこういったことが好きなので寂しい気持ちがある反面、その分の時間を読書などに充てられることは非常にありがたいと感じます。人との対話ではなく、自分との対話ができる時間を持てるのは、こういった言い訳が無いと難しいのかもしれません。

まだまだ終わりは見えませんが、今回の騒動は確実に大きく価値観を変えるきっかけになると感じます。しかしその変化は、私にとっては大きく劇的なものではなく、少しずつ訪れるようです。それは目の前にまだできること、取り組めることがあるからかもしれません。ただそういった自分を客観視できる機会としても取られられるのではないかと思います。

ダナオ籠城生活

セブ島通信7月号16

セブ日本人会理事 秋元一通

セブ市内の自宅を離れ、会社のあるダナオに籠城して3ヵ月が経過してしまいました。社内の宿泊施設に寝泊まりし、そこから徒歩20秒ほどで出社。

一日働いてまた20秒で帰宅。メリットは一人の時間ができたこと、デメリットも一人の時間ができたことでした。同じセブに居ながら単身赴任状態になるとは思っていませんでした。家族とはLINEのビデオ通話のみ、先日久しぶりに数時間だけ帰宅した時は、家族と一緒にいられることの幸せに改めて気づかされました。一緒にテレビをみているだけで感動するんです。

家内は家事をしながら、オンライン学習の子供たちの勉強をみてくれました。一日中子どもたちといるストレスは大変だろうに、感謝しかありません。普段から何もしない父親が、離れて暮らしてさらに何もできなくなったのですから。

子どもたちも、外出禁止で友達にもあえない、慣れない自宅学習、そんな生活をどうぶつの森だけを楽しみに頑張ってくれていました。

そんな私の家族も、ついにセブのロックダウン再開を受けて6月末に日本へ帰国してしまいました。今までの3ヵ月と、一緒に生活できないという点では同じなのですが、やはり日本とフィリピンという距離を感じると、これまで以上に寂しさを感じます。

いま娘たちは日本の実家で、爺さん婆さんに英語を教えてあげているそうです。昨晩電話したら、私の母が第一声で「ウェルカムトゥマイホーム!」と言っていました。みんな元気でいるようで安心しました。

本当に大変な、厳しい状況になっていると思います。いつかこの状況から抜け出して、また家族と暮らせる日が早くくるようになってほしいです。

そして子供たちにとってもこの経験は必ず将来、何かの形で糧になると信じています。あー、しんど。でもがんばろ。