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マクタン島の現状 [セブ島通信5月号]

マクタン島の現状 [セブ島通信5月号]

 櫻井 哲也

新型コロナウィルスの感染拡大を受けてマクタン島ラプラプ市では3月29日よりECQが行われることになりました。期間は延長に延長を重ねてこの記事が公開される時もECQが続いていると思われます。ラプラプ市で初めての感染者が確認されたのが3月25日で4月25日現在では28名の感染が確認されています。ECQ下で当初は感染者数の増加はある程度抑えられている感じはありましたが、少しずつ増加してきています。必需品の買い物や通院などを除いて外出禁止で多くの人が自宅に籠る生活となっています。

ECQが始まって数日後に外出して街の中を車で走りましたが人も車も全然見かけない状況でした。ラプラプの市内で実際に車を止められて検問を受けたのはニューブリッジ付近で1度あったくらいでした。それぞれのバランガイの検問所はありますが基本的にチェックはしていませんでした。ECQ開始前のスーパーの行列も嘘のようにスーパーも空いていました。

開始当初は皆、緊張感を持って迎えている感じがしました。しかし、ECQの期間が長くなるにつれて夜間外出禁止違反で逮捕者が出たり、ホーリーウィーク時には政府からの警告があったにも関わらずビーチに出かけて逮捕されたりというニュースを見るようになりました。スーパーに買い物に行っても入場制限されて外で待たされるほど買い物客も増えていました。街中を車で走ってもECQ開始当初と違って外を歩く人や車やバイクの数がかなり多くなっていました。

そんな状況でしたのでラプラプ市でも車のプレートナンバーの末番号で使用制限をしたり、Quarantine Passの末番号で買い物の制限をするようになりました。これで、また少しは外出する人の数は減るのではないかと思います。

スーパーの入り口でもQuarantine Passの末番号をチェックするようになりました。自家用車を使用の場合でプレートナンバーとQuarantine Passの最後の番号が奇数、偶数が一致しない場合にはプレートナンバーの末番号のほうで買い物も出来ることになっています。なので、その場合には車のCRかORも提示すればスーパーの中に入れてもらえます。

マクタン島にはマクタン・セブ国際空港があります。まずは国内線が運休されて国際線も少しずつ運休となり現在では国際線でもほとんど飛んでいない状況です。現在は荷物を運搬するカーゴフライトや取り残された外国人の為のSweeper Flightくらいとなっています。

セブー成田の臨時便のチケット販売の際に空港ターミナルに行きましたが乗客の姿はほとんどなく空港の職員の姿が少しいるくらいでした。空港の飲食店、お土産屋などもみんな閉まっていて両替も出来ないような状況でした。フィリピン航空、セブパシフィック航空の運休も5月15日まで延長されてしまいました。

皆さんも外出が出来なかったりお酒が飲めなかったりとストレスが溜まる生活を余儀なくされていると思いますが、1日でも早く日常が戻ってくるように体と心の健康に留意してお過ごし下さい。