
Name: Haniebee Velasco
Category: Non-Student
Title: 私の怖いもの
ある研究では、恐怖が想像と強く関係があることがいわれています。
私たちが恐れている事は、現実でも起こるかもしれないと想像するからだそうです。
私が子供の頃、寝るときに両親が電気を消すと、幽霊やおばけを想像してしまい、
暗闇が怖くてベッドにもぐりこみ、隠れていました。
高校生になってやっと、幽霊やお化けなんてないことに気付き、
暗闇の 中で安心して寝られるようになりました。
大学を 卒業して、めでたく就職する事ができましたが、
両親と離ればなれとなる恐怖、一人になる恐怖、 知らない場所へ行く恐怖がありました。
ですが、働き始めて数週間後、同僚たちと仲良くなり、今は家族同然の友だちに恵まれています。
恐怖で自立できることや、大切な仲間ができることを失われるところでした。
仕事に慣れてきて、毎日が楽しくなって来たころ、
会社が一つの部門全体のリーダーとなるチャンスをくれました。
そのときは、批判される恐怖、責任を負う恐怖、失望されてしまうかも知れない恐怖に襲われました。
しかし、上司の期待を裏切りたくなかったので、自分を信じて、リーダーとなる決心をしました。
リーダーとしての仕事は、決して簡単ではなく、辞めようと思った時もたくさんありましたが、
チームのメンバーが自身の可能性に目覚めたときの喜びは、何にも代えがたい達成感がありました。
リーダーとしての仕事にも慣れてきたころ、体に問題が見つかり、
手術が必要と、お医者さんに 言われました。
手術が上手くいかず死ぬかもしれない恐怖を受け、よく眠れない状態が続きました。
3か月悩み抜き、「この病気をちゃんと直して、健全に生きたい!」と思い、ようやく手術することを決めました。
幸いにも、手術は成功しましたが、恐怖に、心の平穏や自分自身の命まで、奪われるところでした。
誰しも、恐怖心というものを持っていると思います。
失敗する恐怖、拒絶される恐怖、今世界中を襲っているコロナウイルスへの恐怖などです。
しかし、人は「壁を乗り越える度に強くなる」と言われています。
恐怖に支配されるのではなく、その恐怖を受け止め、乗り越える必要があります。
わたしが、いろいろな恐怖を乗り越えたように、みなさんもきっと、
自分の恐れている物を乗り越えられるのでしょう。
ご清聴、ありがとうございました。
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