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新年のご挨拶、七條智紀[セブ島通信1月号]

新年のご挨拶、七條智紀[セブ島通信1月号]

セブ日本人会 新年のご挨拶

推薦理事 七條智紀

新年明けましておめでとうございます。

昨年の今頃は、、、という話をしても今は変わらないものですが、そのような表現をしたくなるほど大きく社会や生活が変わった一年でした。1年前には当たり前だった、セブでの新年のご挨拶がこんなにも難しくなるとは、全く想像していませんでした。

昨年1月末ごろ、少し用事があるために戻っていた日本滞在中に新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、セブには戻れない状況となりました。その後仕事に支障が出ないということで最終的には実家のある四国に落ち着き、半年以上が経過しようとしています。セブと日本とを行ったり来たりという移動ばかりの生活が大きく変わってしまいました。

移動をしなくなり、ひとつの拠点にて滞在を続けることで気づくことが多々あります。意外とじっとしている生活もできると思ったり、これまでの移動にたくさんの無駄があったと気づいたりしたことは事実です。

しかしそれ以上に、移動が日々の生活において重要な要素であったということも改めて感じさせられます。そこには、移動した先で誰かと会ったり、集まったりという時間も含まれていました。そしてセブは多くの人の移動の目的地となり、人と人が出会い集まる場だったのだと痛感します。

まだまだ新型コロナウイルスの終息には時間がかかるのかもしれません。

しかし、いずれ訪れる移動と再会に向けて、今は準備をする時間だとも考えられそうです。必ず来るその時、皆様との再会を喜べるよう、日々精進してまいります。

2021年が皆様にとって素晴らしい年となることを心よりお祈り申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。