新年のご挨拶、松田会長[セブ島通信1月号]

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新年の挨拶

セブ日本人会 会長 松田和人

謹んで新春をお祝い申し上げます。

未だ昨年2020年から始まった厳しい時期が続いております。セブ島通信を購読いただいている皆様も例年とは違う新年をお迎えになったと思います。「お祝い」や「おめでとうございます」などという言葉が適切なのかと考えさせられました。しかし、厳しい中でも新年を迎えることができたことは、ありがたいことだとも痛感しました。

昨年、記念すべき2020年に会長という職を預かり、セブ日本人会の意義を常に考えながら、いろいろな活動をやっていく所存でしたが、ほとんどの活動ができない1年となりました。日本人会の事務所も約半年閉めました。

当たり前のように毎月行っていた対面の理事会もオンラインでしか続けられない状況です。毎回、そろそろ集まってできるかということを協議していますが、結局理事同士で集まることもできておりません。

この場を借りて再度、2020年の日本人会活動を振り返ってみたいと思います。2月までは通常通りの活動ができておりましたが、3月から事態は急変しました。そこからは、帰国ご希望者の臨時便支援をセブの有志の方々と続けました。約2500名の方々が帰国することができました。

経験した今であればロックダウンとはこんなものだ、臨時便はこのような手順で進めていくとわかりますが、当時は生まれた体験したことのない状況でしたので戸惑ったことも多くありました。

しかし、厳しい状況の中で協力いただいた方々の気持ちに触れられたこと、そこから関係が深くなったことは貴重な財産となりました。このことがきっかけで、後になって「あの時はありがとうございました」、「日本人会に入ります」、「日本人会がんばれ」などという言葉をいただくと改めて貢献できてよかったと思います。臨時便の際、ホットラインを一時的に開設し、日本人会会員の方への安否確認や会員のみでなく日本人からの相談受付も実施しました。担当いただいた方には感謝しかありません。

また、このセブ島通信、メール、Facebookを使って情報発信を続けています。記事でも数回取り上げられておりますオンライン懇親会も継続中です。参加者は多くはありませんが、お互いの現状や情報交換をしております。この中でもそろそろ対面の懇親会のご希望があがっておりますので、いつか開催できればと考えております。

セブ観音のご寄付についても呼びかけさせていただき、多くの方にご協力いただき感謝しております。まずセキュリティ強化からはじめていきます。追って状況の報告もさせていただきます。(まだご寄付は継続中です。)

しかし、現状の日本人会としては、多くの方が帰国され会員数の大幅な減少が予測されます。今年からどうしていくか中長期を見据えて会の運営を考えていきます。

2021年、どうしていくのかをお伝えします。まず、会員情報を再度整備し、緊急連絡網を構築します。有事の際の本人確認や血液型がわかるカード所持の徹底を促したいと考えます。そうすることによって助かる可能性があるのではないかと2020年に考えさせられました。

対面イベントは当面できませんが、オンライン懇親会を続けながら、年2回のオンライン健康相談は実施します。ぜひ、参加いただいてない方は、一度ご体験ください。

年末から日本では感染者が増えて大変な状況が続いています。ここセブでは今は落ち着いていますが、他国を見ているといつ状況が急変するかはわかりません。2020年を機に新しい時代が始まっています。セブ日本人会も、この時代どうあるべきかを前に進みながら実践してまいります。

本年も、セブ日本人会が会員様の皆様にとって少しでも何かのお役にたてる存在となるため、理事のメンバーと力を合わせてがんばる所存ですので、会員の皆様のご支援どうぞよろしくお願いいたします。

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