現在わかっているセブの明るい情報 [セブ島通信11月号]
セブ日本人会副会長
藤岡 頼光
長い長いトンネルを進んでいる状態が続いていますが、ようやく先の方に少し明かりが見えてきたのではないでしょうか。
3月15日から続くコミュニティ隔離措置、すなわちロックダウンはついに8ヶ月目を迎えようとしています。
しかし、一時はセブだけで1日に数百人にも発生した感染者も日によっては一桁にまで減ってきています。コミュニティ隔離措置もECQ(強化されたコミュニティー隔離措置)からMGCQ(修正を加えた、一般的なコミュニティ隔離措置)に変わりだいぶ自由になってきました。
現在、わかっている明るい情報をまとめてみます。
*今後変更する可能性がありますので、最新情報は各公式サイトからご確認をお願いします。
《セブ島⇔日本のフィリピンエアラインの再開》
12月からセブ~成田便だけでなくセブ~大阪、セブ~名古屋の便が戻ってくるアナウンスがありました。
もちろん変更の可能性がありますが今のところ以下の予定が発表されています。
【セブ島から日本へのエアライン】
■セブ~成田(12月1日から)
PR434 8:00発⇒13:25着
月、火、木、土、日
■成田~セブ(12月1日から)
PR433 14:25発⇒18:50着
月、火、木、土、日
■セブ~大阪(12月2日から)
PR410 9:15発⇒14:25着
月、水、金、土、日
■大阪~セブ(12月2日から)
PR409 15:25発⇒19:00着
月、水、金、土、日
■セブ~名古屋(12月2日から)
PR480 9:10発⇒14:20着
水、木、日
■名古屋~セブ(12月2日から)
PR479 15:20発⇒19:00着
水、木、日
《PEZAビザなど一部のビザで外国人が入国緩和》
そして今月11月からPEZAビザなど一部のビザで外国人が入国緩和になっています。
10月22日に省庁間タスクフォース(IATF)から発表された情報によると、PEZAビザなどビザを取得している外国人の入国を11月1日から緩和することになりました。
入国時には入国後の一定期間の隔離などが条件となっていますが、大きな前進だと思います。
【11月1日から入国可能なビザ】
■フィリピン経済区庁(PEZA)の登録企業や政府プログラムに参加する外国人が取得するビザ(47(a)(2) visas )
■オーロラ特別経済特区庁(Aurora Pacific Economic Zone and Freeport Authority)が発行したビザ
■スービック湾首都圏庁(Subic Bay Metropolitan Authority)が発行したビザ
《観光客の受け入れを検討》
そして、そして、待望の観光客に関しても、感染率の低い国からの受け入れを検討始めました。
フィリピン内閣官房長官のノグラレス氏によると新型コロナウイルス感染症の感染率が低〜中レベルの国からの観光客に対する制限を緩和するそうです。
現在、フィリピン保健省(DOH)が海外からの観光客を受け入れるにあたってガイドラインの作成を始めました。DOHのガイドラインによると感染率が低い国や中程度の国から来る観光客はフィリピンへの入国を許可される可能性があるそうです。
もちろん、それぞれの国による新型コロナウイルス感染率の違いによって検査が必要になるでしょうがこちらも大きな1歩だと思います。
《コミュニティ隔離措置も終盤》
セブ市内は未だに夜11時から朝5時までの外出が禁止され、レストランも夜の11時までには閉まり、アルコールの販売に制限があります。また、カラオケは平日の朝7時から夕方5時まで禁止になっています。
まだまだ苦しい生活が続いていますが、将来を見ると、セブと日本の直行便が復活し、ビザが緩和され、観光客の受け入れも検討され始めました。少しずつ良くなってきているのではないでしょうか。長い隔離生活も終わりに近づいていると言えます。
《気を引き締めなくてはいけない》
出口が見えてきた今こそ、気を付けなくてはいけないこと思います。これからクリスマスに向けて犯罪が増える時期です。今年は新型コロナウイルスによる失業で治安が悪化していると言われます。今後、ドンドン規制が緩和されると思いますが、セブ島での生活にはくれぐれも注意して頂きたいと思います。
今まで苦労してきた隔離生活の終わりが近づいてきた今こそ、兜の緒を締めて最後まで無事に終わらせましょう。
セブ日本人会会員の皆様が年末を気持ちよく過ごせることを祈っています。